2011年12月23日金曜日

JX日鉱日石仙台製油所から火災の原因、今後の対策等について説明を受けました

日本共産党多賀城市議団(藤原益栄、佐藤恵子、柳原清、戸津川晴美)は2011年12月9日午前8時45分より市役所内において、JX日鉱日石仙台製油所から、東日本大震災時の火災発生の経過と今後の地震・津波対策について説明を受けました。これは日本共産党多賀城市議団が、今回の震災で5日間にわたり製油所の火災が続いたこと、大量の油が流失したことを重視し、JXに視察を申し入れたところ、「現在のところ受け入れは困難。こちらから出向いてご説明したい」との申し出があり実現したもの。この説明会には党市議団のほか他会派の3市議(竹谷英昭、昌浦泰已、伏谷修一)も参加しました。

この中でJX側は、火災については、津波により配管が破損し揮発性のある製品が漏れ出し、車のバッテリーや金属同士の接触による火花など何らかの事情により発火したこと、炎が小さくならなかったので14日にヘリを飛ばし上空から眺めたところタンクから次々に油が漏れ出していたことがわかりバルブを閉めたこと、その後急速に炎は小さくなったこと、15日11時頃消火活動を始め午後2時半頃沈下したこと等の説明がありました。また、今後の対策については、今回の火災発生場所の近くにあった多賀城市分の石油精製商品の出荷場所や消火ポンプ車置場を、地盤が1mほど高い七ヶ浜町分の北東方向に移設するなどの対策をとることを明らかにしました。
日本共産党の藤原市議が、「消火活動に入るのが遅かったのではないか」と質したところ、JX側から「津波警報が解除されなかったため近づけなかった」との回答がありました。

また、「自分の施設を守るために、施設をフェンスで囲むなど特別の防御施設が必要ではないか」と質したところ、「防潮堤は行政の仕事」と特に考えていないことが明らかになりました。

今回の説明会は60分という制限があったため、疑問や新たな問題意識が発生した場合、引き続き情報・意見交換を進めることを確認し散会しました。

日本共産党市議団、雨水排水路・ポンプ場等を現況調査

日本共産党多賀城市議団は、12月6、7両日、市内雨水路やポンプ場の現地調査を行いました。また藤原益栄市議は、12日午後3時から独自に仙台市中野雨水排水ポンプ場の視察を行いました。この視察で、桜木2丁目や栄地区の被害が拡大したのは、①本来流入するはずがない多賀城西部地区の雨水が大量に流入したこと、②桜木2丁目の水門が閉められており、雨水がこの地域に集中したこと等が明らかになりました。


(左写真説明)海老鉄鋼の裏。向こうから流れてくるのは高橋地区からの雨水。本来であればこの水路の手前の側面はふさがれており、高橋方面からの雨水はすべて仙台市中野ポンプ場に流れることになっていた。ところがこのような状況になっており、水位が旧八幡幹線の低位まで達すると、桜木(手前)方面に流出するようになっていた。


(左写真説明)仙台臨海鉄道と旧八幡幹線との交差部分。この部分も桜木側の側面が解放されており、水位が旧八幡幹線の低位に達すると桜木方面に流出するようになっていた。





(左写真説明)高橋地区の雨水を排出する高橋雨水幹線とそれ以外の臨海鉄道から西の雨水を排出する六貫田雨水幹線は、ともに仙台市中野ポンプ場に排出することになっています。県道塩釜亘理線(臨港道路)を西に走っていくと信号がある交差点の右手に大きな建物が見えてきます。それが仙台市中野ポンプ場です。通常は無人で扇町の管理センターで遠隔操作をしています。




12日の藤原市議の調査では、西部地域の雨水が集中するはずの仙台市中野ポンプ場に想定通り雨水が流入していないことが明らかになりました。水位が既存水路にまで達すると桜木方面に流れるようになっていたのですから当然の帰結です。また市は、西部地域の雨水を桜木方面に流すようにしていたことについて「中野ポンプ場がまだ完成していないので…」と弁解していますが、この判断がいかに誤っていたか明らかになりました。


以上の調査をふまえ日本共産党藤原益栄市議は以下の事項につき緊急に対策をとるよう12月13日の一般質問で求めました。
①中央ポンプ場にただちにポンプを増設すること、仙石線高架化にあわせ線路下を整備すること。②西部地区の雨水が桜木地域に流入しないよう、直ちに水路の改修をおこなうこと。
③桜木2丁目の雨水排水路をいかし、砂押川に放流する措置をとること。

日本共産党市議団、多賀城市震災復興計画で申し入れ

2011年11月25日、日本共産党多賀城市議団は  「多賀城市震災復興計画」(案)について、以下の申し入れを行いましたので紹介いたします。



                                                                               平成23年11月29日
多賀城市長 菊地 健次郎 殿
                                                                        日本共産党多賀城市議団
                                                                                 団長 藤原  益栄
                                                            
                          「多賀城市震災復興計画」(案)に対する申し入れ

復旧復興にむけた日夜たがわぬご奮闘、心より敬意を申し上げます。
さて本市は、12月6日にも「多賀城市震災復興計画」を決定するやにうかがっております。本計画は今後の多賀城を左右する重要な計画であり、さらに被災者・市民より意見を募ると同時に、現時点における日本共産党市議団の見解を表明し、申し入れるものです。

1.宮内地区の復興策については住民と対話を重ね合意と納得の上で最良の選択を。
市復興計画案は「現地での再建を基本」とするとして、引き続き宮内地区を居住地域に位置付け、災害公営住宅を建設したいとしている。しかし現状のままでの現地復興は、①宮内地区の被害は市内他地域と比し次元の違うものであり、②市内居住犠牲者の2割近くに達し、③市が防御施設を設置するとしている八幡通り公園の南側に唯一存在する居住区となる等から、無理がある。手法は、条件緩和を政府に求め集団移転事業を適用する、防災公園にする、あるいは区画整理を行って嵩上げする等様々考えらるが、見切り発車せず、対話を重ね、納得と合意のもとに最良の選択をすること。
2.災害公営住宅は仮称7小用地に
市計画案は災害公営住宅を宮内に建設するとしているが、上記1の理由により不適当と考える。すでに特別委員会としても提言しているが、桜木区民が避難所としても使用できる施設として仮称7小用地に建設することを提起する。
3.大代地区にも多重防御の立場で大代緩衝緑地公園の北端に防御施設を
今回市計画案は「多重防御」をキーワードのひとつにしているが、大代地区にはその考えが徹底されていない。今回大代地区は津波だけではなく油の流出による被害もうけた。したがって、大代緩衝緑地公園の北端(居住区との境)に防御施設を設置するよう、強く県に働きかけられたい。
4.流域下水道とJX仙台製油所については当事者に特別の防御施設を求めよ。
多賀城市民とりわけ大代地区民は、津波により流域下水道処理施設が機能不全となり悪臭にさいなまされている。早急に修理するのは当然のことであるが、この施設を守るための補強については、県の計画にはない。この施設は仙台市、塩竈市、利府町、七ヶ浜町も使う重要施設であり、特別の防御施設を設けるよう強く県に求めるべきである。
さらにJX日鉱日石仙台製油所の火災と重油流出も、市民を不安におとしいれ、多大な損害を与えた。火災と油流出の経過と原因について詳細な説明を受けるとともに、この施設についても特別の防御施設を設けるよう、強く当事者に求めるべきである。
5.「臨海道路」防御施設としての機能強化を。
本市の特徴は、仙台港に隣接して工場地帯と居住地区が形成されていることである。工場地帯の再生は本市の復興にとっても地域の経済再生にとっても不可欠である。それだけに臨海道路にどういう防御機能を持たせるかはは本市にとって特別の意味をもっている。しかるに、仙台市は塩竈亘理線を地盤高で6m嵩上げし、七ヶ浜町の防潮堤はT.P.6.8mとするのに対し、本市周辺の臨海道路の防御施設はT.P.4.0~4.5mとなっており、かつ「防潮堤」(市)と説明しながら「交差点は切れている」しろもので、とても「防潮堤」と言えるものではない。これでは本市に津波を呼び込むことになりかねない。したがって、臨港線の嵩上げは仙台市と同様にするようするとともに防潮機能を限りなく高めるよう強く県に働きかけられたい。
6.砂押川の補強について
仙台港の防潮堤を強化することにより、津波はさらに砂押川をさかのぼることが予想される。県の計画では多賀城橋までを補強することにしているが少なくとも鎮守橋まで補強するよう求める。また総点検を行い地割れ等については補修し、堆積した土砂については浚渫を行うようもとめること。
7.総合治水対策について
(1)中央ポンプ場、大代ポンプ場などポンプ場未整備ヵ所については早急に設置すること。また、ポンプ設置と仙石線高架化にあわせ、上流域の水路整備等を実施すること。
(2)今回も桜木2丁目と栄で大きな被害が発生した。これは八幡排水区の大半がこの地区に集中することが一因と思われる。砂押川への雨水排水の分散化も検討されたい。また、栄の遊水地については早期に完成させること。
(3)震災で痛んだ汚水管を通じ、泉、利府、塩竈、七ヶ浜等の雨水が大量に多賀城に集中し被害が拡大した。流域全体の早急な修繕を求めるべきである。
(4)地盤沈下への対応、各家庭への貯留施設や遊水地の設置等雨水流下の緩慢化に取り組むなど、総合的な治水対策をすすめること。
(5)住宅の高床式化や基礎上げに対しに補助制度を創設すること。
8.今回の教訓を踏まえた防災対策の見直しについては、防災計画見直しにあわせ提起する予定なので善処されたい。
以上

2011年11月26日土曜日

多賀城市、「台風15号床上浸水に5万円の見舞金」と決定!

11月25日、多賀城市は、台風15号で床上浸水になった住家の世帯主と事業所の事業主に対し、5万円の見舞金を支給する、と発表しました。床上浸水であれば借家でも対象になります。
受け付け期間は2011年12月12日(月)から2012年1月31日(火)まで。受付場所は市役所6階「被災者相談窓口」です。
必要書類は①「台風15号に係る見舞金支給申請書」(市役所6階で配布。市役所ホームページからダウンロードもできます)、②預金口座通帳またはキャッシュカードの写しです。
詳しくは多賀城市役所368-1141 内線163・175(保健福祉部社会福祉課まで)。
日本共産党市議団は10月26日、菊地多賀城市長に対し、台風15号の被災者に見舞金を支給するよう申し入れていました(10月26日のブログをご覧ください)。

2011年11月23日水曜日

日本共産党多賀城市議団、市震災復興計画(案)で意見交換

11月23日午前、日本共産党多賀城市議団は新田中集会所で「多賀城市震災復興計画(案)」について市民と意見交換会を行いました。意見交換会は藤原益栄市議団長が市計画の概要と党市議団の問題意識を報告。のち参加者から意見をいただきました。会場から、宮内在住の被災者、都市計画の専門家、無線施設の専門家、住民運動家、元市議など様々な角度から踏み込んだ意見がたくさん提出されました。日本共産党市議団はこれらの意見を、独自にまとめ市長に提出する予定です。詳しくは『多賀城民報』第837号をご覧下さい。

2011年11月19日土曜日

最新の多賀城民報をアップしました。

5月中旬より、『多賀城民報』がアップされないままになっていましたが、中抜けはありますが、最新の号をアップいたしました。「多賀城の動きを知るには『多賀城民報』が一番!」との評価をいただいています。ぜひご覧ください。

2011年11月16日水曜日

日本共産党多賀城市議団、市復興計画案について意見交換会を予定

今被災自治体で「復興計画」の作成が急ピッチで進んでいます。多賀城市も11月中に市民の意見を徴収し12月には決定したいとしています。日本共産党多賀城市議団(藤原益栄団長)は23日(水)午前10時より新田中集会所において「市復興計画(案)に関する意見交換会」を開催することにいたしました。市の復興計画案の概要、党市議団が問題と考える点の報告を行ったのち、参加者から意見をちょうだいいたします。お気軽にご参加ください。

2011年11月15日火曜日

高橋千鶴子衆院議員、「多賀城・七ヶ浜復興祭」であいさつ

11月13日に陸上自衛隊多賀城駐屯地で開催された多賀城・七ヶ浜商工会主催の「復興祭」で、日本共産党衆院議員の高橋ちづこさんが「二重ローン問題も超党派で成立の見通し。引き続き被災地支援で頑張ります」と挨拶。会場は前日の雨で若干ぬかりましたが市町民2万3千人の人出でにぎわいました。
今年の同商工会主催の賀詞交換会に初めて案内を受け参加。「災害対策特別委員会の委員として頑張っています。まだまだ不十分ですが被災者再建支援制度の充実をはかることができました。宮城沖地震が心配されています。さらに頑張ります/昨年は奈良遷都千三百年。これからは多賀城の時代」とあいさつし、満場の拍手。その後党市議団4人と一緒に参加者と新年のあいさつを交わした。「いつも『多賀城民報』で国会報告を見ています」とたくさんの方から声をかけられ「『多賀城民報』はみんなに読まれているんですね。初対面の感じがしませんでした」とちづこさん。鼻高々でした。
ところでちづこさんの「多賀城の出番」とは2024年が「多賀城創建千三百年」であることを想定してのものと思います。「貞観の大地震」は知ってはいましたが、まさか、こんな大きな津波が多賀城を襲い、「被災者生生活再建支援金」を自分たちが活用することになるなど、考えてもみませんでした。
多賀城でも賀詞交換会にちづこさんが初めて招待をいただき、日本共産党も義援金50万円を多賀城・七ヶ浜商工会にお届けし、今回「復興祭」に招待をいただいた。垣根はどんどん低くなっていることを実感。13日の宮城県議選では日本共産党は2から4に倍増しました。

日本共産党多賀城市議団、「台風15号豪雨災害」で市に申し入れ

10月26日午後、日本共産党多賀城市議団は市長に対し、「台風15号豪雨災害の対応に関する申し入れ」を行いました。市長は出張中のため副市長が対応をし、その中で「床上被災者については見舞金を考えている」と回答しました。日本共産党市議団がおこなった申し入れは以下のとおりです。

                                                                                                       平成23年10月26日
多賀城市長 菊地 健次郎 殿
                                                                                                  日本共産党多賀城市議団
                                       台風15号豪雨災害の対応に関する申し入れ

日夜たがわぬ被災者支援の取り組み、心より敬意を申し上げます。
さて本市は、東日本大震災の被害も癒えぬなか、9月21日に台風15号豪雨により94年の「9・22水害」以来17年ぶりに被害が発生いたしました。これまでも折々に様々な指摘と対策を提起してまいりましたが、改めて「台風15号豪雨災害の対応」に関し、以下の申し入れを行います。
                                                                       記
1.台風15号豪雨災害被災地域は、東日本大震災の津波被災地域と重なっており、被災者に多大な苦汁を与えている。よって、台風15号豪雨被災者に対し見舞い金等を支給する措置をとること。
2.本市は1990年の水害以降、雨水排水路や雨水排水ポンプ場の整備など雨水排水対策に鋭意務めてきた。これら整備した諸施設が十分に機能したか詳細に検討すること。とりわけ八幡排水区について、なぜ今回も大きな被害が発生したのか、入念に 調査すること。また地盤沈下の影響についても調査し必要な対応をすること。
3.本市は時間雨量52㍉に対応できることをめざし整備をすすめてきた。しかるに中央排水区のポンプ場整備、八幡排水区の貯留施設、大城地域の雨水排水施設は目標に対し未達成ないし未着手となっている。したがって、以下の事項につき早急に整 備をすること。
(1)中央ポンプ場へのポンプ1台の増設。
(2)八幡排水区の貯留施設の整備。
(3)大代地区の雨水排水路やポンプ場など雨水排水諸施設の整備着手。
(4)高橋雨水幹線の整備を急ぐこと。
4.留ヶ谷雨水幹線の留ヶ谷2丁目地域について以下の措置を講じること。
(1)中央ポンプ場へのポンプ1台の増設にあわせ、旧JR塩釜線の煉瓦橋を保存しつつ、留ヶ谷2丁目の雨水を効果的に排水するためのバイパスを設置すること。
(2)留ヶ谷2丁目の水路敷分については堆積した土砂を撤去するとともに、水路敷以外の土地保全のために鋼矢板を設置する等の緊急措置を講ずること。
(3)雨水対策に効果的であるとともに名所「野田の玉川」を感じさせるよう景観にも配慮した計画を策定し整備に着手すること。
5.一本柳地区への工業団地造成は治水環境を劇的に悪化させ、多額の雨水対策が必要になる。同地域の開発は中止し引き続き農地として活用するとともに、既存市街地の雨水対策を急ぐこと。                                                                                                                                 以上

日本共産党の天下みゆきさん、県議選2人区(塩釜市)で勝利!

11月13日投開票の宮城県議会議員選挙塩釜選挙(2人区)区で、日本共産党の天下みゆきさんは4,920票を獲得、8年前に失った虎川太郎さんの議席を見事回復しました。快挙です。この選挙戦では多賀城市議団をはじめ、周辺の議員団と党・後援会も勝利をめざし奮闘しました。
各候補の得票は以下のとおりです。
佐藤   光樹 44   6,577票 自民現③
天下 みゆき 55    4,920票 共産新①
柏   佑整 64   4,433票 自民現
阿部  真喜 25    3,279票 民主新
      松木  英一 61    1,210票 無所新
多賀城をはじめ周辺市町の課題もどんどん取り上げていただこうと考えています。復旧復興と公約実現に全力をつくし、4年後必ず再選を!

「一部損壊への助成さらなる充実を!」共産・公明市議団が市長に申し入れ

11月1日から、一部損壊の修理代が50万円を超えた世帯と店舗に対し、助成金を支給するための受付を市で始めました。これは私たちが議会でも要求、署名運動にも取り組み、市議選でも最大の公約に掲げていたものです。
助成額は工事費が50万円台なら5万円、60万円台なら6万円…とし、100万円を超えた工事については10万円というもの。
市当局は当初、一部損壊への助成については考えていませんでしたが、選挙前の東日本大震災調査特別委員会の意見が一致し市長に要求したことで事態が大きく前進しました。
ところが第3回定例会に市が示したものは「50万円以上100万円未満については5万円」「100万円以上は10万円」「マンションの共用部分は対象にしない」というもの。
私たちは「5万円と10万円では差がありすぎるので、工事費に対し一律10%の補助を」「限度額はお隣利府町並みの20万円に」「マンションの共用部分も助成の対象に」と修正を要求しました。その結果示されたのが上記に内容です。
選挙後に再設置された東日本大震災調査特別委員会で「工事費の下限は50万円から20万円に引き下げる」「補助限度額は15万円とする」を全員の意志として市長に迫ろうと模索されましたが、最大会派の自由民主党が反対し意見は一致しませんでした。そのため日本共産党市議団(4名)、公明党(3名)、市民クラブの3会派8名は、10月17日午後、上記内容を市長に申し入れ、最後まで「市民が望む支援制度に」と努力を重ねました。

宮城県多賀城市議選で日本共産党4候補全員当選!議席占有率は22.22%に!

9月11日投開票で行われた多賀城市議会議員選挙で、定数4減(定数18)のなか日本共産党の私こと藤原益栄、佐藤恵子、柳原清、戸津川晴美の4候補全員が中位で当選することができました。4人の得票結果は以下のとおりです。
     藤原   益栄  1,176票  8位
       佐藤   恵子    985票  12位
       柳原   清   1,027票  11位
       戸津川 晴美   1,190票  7位
議席占有率は18.18%から22.22%に前進。東日本では東京都狛江市に次ぐ有数の議席占有率となりました。勝利の要因としては被災者支援に献身的に取り組んだこと、被災者に寄り添った政策提起を行ってきたことがあると思います。
また、今回の結果を16年前と比較すると、得票率(10.51%→19.39%)、議席占有率(10.71%→22.22%)ともに倍化となっています。これは後退しつつも赤旗日曜版で有権者比2%を維持してきたこと、2000年10月より地域新聞『多賀城民報』を週刊で発行し続けてきたこと、年に数回『市議団ニュース』を全戸配布し市制の問題点と議員団の活動を知らせる努力を続けてきたこと、10年前に「多賀城懇話会」(革新懇)が結成されともにさまざまな市民運動を取り組んできたこと、等があると考えています。
詳しくは『議会と自治体』2011年11月号の私のレポートをお読みください。

2011年9月24日土曜日

くらし再建お役立ち情報

●家屋・危険ブロック等の解体 
  倒壊の恐れがあり、家屋等を解体する場合市に申し出れば市が解体します。また、危険ブロックの解体撤去は、すでに発注済みのものも含め、市が行い(負担)します。

●住宅応急修理制度 
  半壊以上の場合、52万円まで工事として現物給付される「住宅応急修理制度」(所得制限あり)があります。

●マンション修理 
  上記の制度が活用できます。共産党が国会で取り上げ、廊下、階段など共有部分の修理にも使えるようになりました。

●雑損控除・所得税の還付 
 住宅や家財、車に損害が出た人は「雑損控除」という控除制度があり、2010年分から税金の一部、または全額が戻ってきます。

●市民税・固定資産税・国保税の減免 
 住宅などの被害の割合(全壊、大規模半壊、半壊)に応じて減免されます。

●医療費が来年2月まで免除
  医療費が無料になっている方は、来年2月まで免除になります。7月からは被保険証・免除証明書が必要になります。

●「生活復興支援資金」貸付 
  一時生活支援費】1人世帯月額15万円、2人以上同20万円以内【生活再建費】住居移転費や家具什器費、車両購入費など生活再建のために80万以内【住宅補修】住宅補修等に必要な資金で250万円以内。2年以内据置、償還期間は据置後20年以内。利子は連帯保証人を立てる場合無利子、立てない場合1.5%。貸付対象は震災で被災をうけた低所得世帯等。申込みは市役所6階・県社会福祉協議会。